・湯の川 日乃出湯
日の出湯?日乃出湯? 素晴らしい析出物の堆積 上記の写真は、青森の温泉愛好家KIDO−T氏撮影のものを譲っていただきました。 m(_ _)mスペサン! |
・場所 熱帯植物園の目の前。根崎湯の隣。離れた場所に駐車場あり。 ・施設 黄色とオレンジ色のカラフルなテントが目印。テントには「日の出湯」と書かれてますが、電飾には「日乃出湯」と書かれてます。「の」が「乃」でもまいっか、どっちでも。木造2階建ての古びた建物。内部もかなり古びてます。 対面番台式。ロッカー有り。板張りの脱衣所にすのこ。なかなかいいじゃん。 常連さんの温泉道具が、びっしりKEEPされています。そして混んでます。満員御礼状態でした。 脱衣所でたくさんのお客さんが「へろ」ってます。しかもみ〜んな、うでタコ状態。だとねぇ。 ここのお湯は、激あちちだもの。 ・浴室 うわぁ!ここの湯船はすごいっすねぇ〜。 深めの四角い湯船には、温泉成分の白いカルシウム分がびっしり凝着し、湯船の原型がわからないほどです。もちろんかけ流しですから床にも温泉成分がくっついて、「ミニ棚田」のような有様を呈してます。ちょっと見「古遠部温泉(知ってる?)」を思い起こしてしまいました。もちろんその棚田にトド続出の有様も古遠部と同様でした。 あちちの主浴槽の他に、湯船はもう一つありまして、こっちはぬるくて浅い。お湯がちょろちょろとしか入っていかないのでね。 お湯の入れ方によって温度を調節しているんです。しかもその調節の仕方がシンプル。樋を伝ってお湯が流れてくるのですが、そこをミニ土嚢のようなものでせき止めて湯量を調節するという案配。この方式は会津の湯ノ倉温泉や北海道濁川の新栄館と同様で大変ほほえましい。 ・お湯 独自源泉です。源泉名「日の出銭湯源泉」。無色透明。源泉温度65℃ 含重炭酸土類石膏食塩泉。緩和性等張高温泉。つるつる感なし。泡付きもなし。やや塩味、苦みえぐ味あり。味は薄い。 主浴槽の湯船は熱いですぞ。半端じゃないです。めちゃくちゃです。その激熱の湯船に、みなさん無言で真っ赤になって入ってるんです。 お湯からあがると、その場でトドです。その繰り返し。しかも水を入れるなんてことは、構造上できない仕組みなんです。っていうか水のカランがない。 でもさ〜熱いのにも程がある。どうやってはいれって言うんだい、えっ?? されど入ってる人がいる。仕方なく入りましたが10数えて出ました。これじゃ、お子ちゃま状態。 ・感想 わやです。むちゃです。熱いです。ひりひりです。爪の先が痛いどぇ〜す。 地元の方曰く 「今日はぬるい方だ。もっと熱くてもいいくらいよ。こういうお湯に入ってさっぱりしなくちゃな。 慣れると他がぬるくて入ってられなくなるんだ。この辺の者は子供だって入ってるぞ。あんたも暖まっていきな。 なにぃ〜?熱いだぁ〜?何いってんだよ、だらしねぇ。はいっちまえば、大ジョブだ〜。うはははは。」ここで浴室内全体が「うはははははははは〜」 ひきつっている私を除いてみなさん和やかなもんでした。 (H16年1月入浴) 平成18年4月1日再訪しました。入り口のテントに書かれた文字が「日の出湯」から「日乃出湯」に変わった以外はなにも変化無し。熱くて極上のお湯が溢れています。 |
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